涅槃まで百万歩

中華とラーメンと酒の日々

懐かしのデン助劇場を思い出した瞬間……

とうとう画像のアップロードの容量を使い果たしてしまいましたので、少量の写真で記事を書いてみました。そのぶん、文字量の多いところは何卒お許しを……。

梅雨の晴れ間が気持ちのいい、とあるお祭りでのお話です。

六月初旬の日曜日、台東区の蔵前周辺は鳥越神社のお祭りで大賑わいでした。

f:id:yokobentaro:20150422100427j:plain

せっかくのお祭りなので、久しぶりに小学校時代の仲間と真っ昼間から酒を飲もうと画策をはじめ、僕も含めて五人ほど集まることになりました。午後二時に招集をかけると、四人は待ち合わせの時間よりもだいぶ早くに集結してしまいました(汗)。残りの一名は、店が決まったら電話してくれとのことです。集結場所から、神社裏の簡易屋台へと移動、ものの数分で到着しました。とりあえず五人分の席を確保し、缶ビールを四缶注文して、

「まずは乾杯!」

午後になって気温は一気に上昇、つまみを注文する間もなく一缶目を全員飲み干してしまいました。とりあえずそれぞれ食べたいメニューを一品ずつ、それと人数分の缶ビールを再注文。僕はトッポギ、他にはお好み焼き・焼きそば・おでんが並び、これがテーブルにすべて到着した時に、何か忘れていることに気がつきました。

「あっ、彼に電話するのを忘れてた!」

急いで電話を入れました。すると、

『あー、ちょうど近くにいるからすぐ行くよ』

本当にそれから数分で彼は到着しました。が、少々様子が変です。体をゆっくりと前後左右に揺らしながらゾンビのように近づいてくる。と、路肩で躓いてバランスを崩し、近くの簡易テーブルに凭れかかってしまいました。それを見ていた友人が、

「なんだ、もう酔っぱらってんのかよ? まだ二時過ぎだぜ」

「なんか、やだなー。席、俺の隣かよー……」

と、あからさまに嫌な顏をしている友人も。そしてやっとのことラスト一名が席に着きました。着くなり、テーブル上に束ね刺してある割り箸を一つ取り出すと、

「あ~、お好み焼きだ~。今日は何も食ってないんだよな~」

友人の注文したお好み焼きは無惨にもグチャグチャに崩されて、その後誰も箸を伸ばしません。とりあえず店員さんに彼の分の缶ビールを注文しました。それが彼の手許に届くなり、改めて全員で乾杯という運びになりましたが、彼は渡された缶ビールのプルトップもろくに開けられる状態ではありません。仕方なく僕がそれを開け、再び乾杯!

ビールを一口、二口飲むなり、今度は僕の注文したトッポギに手を伸ばし、容器ごと手繰り寄せて覚束ない箸使いでそれを口の中に運び出しました。ある程度の量を頬張ると、よほど辛かったのか、口に入れていたトッポギをダラダラと零し、容器の中に戻し出すではありませんか。

「あ~あっ、僕の買ったトッポギが……」

その様を見るに見かねた友人は、ポケットティシュを彼に渡してあげました。

「ありがとね~」と、言いながら彼はそれで口を拭い出します。

結局、彼はビール二缶目を半分ほど残し、「もう限界だ……帰る」と言い出し立ち上がろうとするも、すぐさま座席に尻餅をつき出す始末。再び立ち上がったかと思うと、フラフラとテントを後にして帰っていきました。集まったみんなが、彼の戻っていく姿を心配そうに見送っていましたが、僕だけは吹き出してしまいました。

「あれ、どう見てもデン助劇場じゃねェ?」

彼は頭と体を前後に振らつかせながら歩いています。それも三歩進んだと思うと一、二歩戻るという具合に。

「懐かしいよねー、デン助劇場!」

すぐにみんな爆笑し出しました。その直後、僕はある重大なことに気がつきました。

「あの野郎、缶ビール代踏み倒して帰りやがった!」

f:id:yokobentaro:20150422100517j:plain

……なんてことを、伝法院通りに向かう途中の街頭に飾られている大宮敏充さんの写真を見て思い出しました(笑)。小さい頃、土曜日に学校から帰ると必ずデン助劇場を観ていたものでした……。

●昨日歩いた歩数……一万千八百九十三歩。あまり遠くに行けませんでした……。