涅槃まで百万歩

中華とラーメンと酒の日々

昭和五十四年製 三菱電機のDIATONE

つい先ほど、田原町交差点あたりにずいぶんと派手な都バスが走っているのをみかけました。漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の絵柄が全面に描かれています。行き先は、やっぱり亀有駅でした(笑)。

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で、本日のお話しは「両津勘吉」とはまったく関係ありませんが……。

もう十数年ほど前のお話になりますが、仕事場の共同経営者とご近所の方のお引っ越しをお手伝いに行ったとき、かなりの量の粗大ゴミの処理が必要になりました。とりあえず、実家にあった工場に運び込むことにしましたが、運ぶのもひと苦労したのがコンポーネントステレオ。たぶん発売当時はさぞかし高価なものだったのではと推測します。

この持ち主の方にお聞きしましたところ、電源は入ってラジオは鳴るものの、レコードプレイヤーとラジカセはまったく作動しないとのこと。とりあえずバラして運ぶだけ運んで処分することになりました。そして、粗大ゴミに出そうかと有料のシールを購入しようと調べたところ、けっこうな金額がかかることが判明し、共同経営者との話し合いの結果、「応接間のインテリアとして置いておこうか!」と話がまとまりました。

とりあえず仕事場に運び直し、再度組み立ててみました。その状態がこちら!

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昭和五十四年に発売されていた、三菱電機の『DIATONE』という、当時は画期的だったタテ型コンポーネントステレオ。電源を入れて、プレイヤーを作動させるもウンともスンともいいません。電源ランプは点灯しているのですが。とりあえず、一度プレイヤー部分を開けてみようと裏蓋を取り外してみると……。

ターンテーブルとモーターを繫ぐ太いゴムが劣化してバラバラと下に落ちておりました。さらには針を左右に自動で送るローラーの黒いゴムは溶けてドロドロ(汗)。これではいくらモーターが無傷でも動力がどこにも伝わりません、どうしましょうか。

そこで思いついたのが、JR秋葉原の高架下にある『ラジオセンター』。ここへ行けばレコードプレーヤー用のゴムベルトが売っているのではと。さっそく仕事帰りに立ち寄り、購入できそうな店をあたるも、なかなか見つからず十数件目で有力情報をゲット。そのお店に伺ってみると、かなり年配のご夫婦が経営しているお店でした。そこで、製品名と、だいたいのベルトの長さを説明すると、おそらくこれではないかと、奥のほうからかなり大きめのゴムベルトを出してきてくれました(嬉)。それに、万が一サイズが合わないようなら交換してくれるとのこと、金額は二~三千円ほどしていたかと思いますが、浮き足立って帰途に着きました。

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結果、購入したベルトのサイズはバッチリ、溶けてしまった黒いゴムは輪ゴムで代用してみました。さっそく電源を入れて回してみると、すべてが連動してレコードが高音質で再生されています。さらにはコンパクトCDプレイヤーを端子で繫いで聴けるようにしました。ただ、カセットデッキだけは修理できませんでした(泣)。

つい最近、『ラジオセンター』へ行く機会があったので、その際にお世話になったお店を探したのですが、もうどこにも見当たりません。きっと高齢でお仕事を辞めてしまったのでしょう。これからの時代、古い音響機器のメンテナンスはますます難しくなりそうですね(汗)。

●昨日歩いた歩数……一万二百九十九歩。あれ? また減ってしまいました。